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親が元気なうちに病歴の把握を!

机の上にカルテと聴診器

皆さんは親についてどれだけ知っていますか?
出身地や生年月日、趣味や人となりはわかるかと思います。
では病歴についてはどうでしょうか?すぐに答えられますか?

「親の病歴を把握して、兄弟姉妹で情報共有しよう。」

もこん太

これは実際に経験して感じたおハナシです

目次

親が病院にかかると聞かれる「既往症」

もこん太の母が夜間病院へかかった時のことです。
母は自分では話せたり書いたりできる状況ではなかったので、問診票や医師の質問には代わりに対応しました。

母と別世帯でも住所や生年月日などはスラスラと記入できましたが、はたと手が止まったのは「既往症」でした。

既往症=病歴で、既往歴ともいいます。現在かかっている病気については病院へ同行していたのでわかりますが、既往症には過去の病歴も含まれます。

自分の子供の病歴なら看病や入院した経緯はしっかり覚えていると思います。
「×才の時に△△で〇か月入院した」など、質問されてもさっと答えられますよね。

親の場合となるとそうは簡単にいかないのです。

既往歴はすべて把握したい

病歴を聞かれて考える

考えてみれば親と同居していたのは約20年、幼少期を考えると記憶にあるのは15年ほどでしょうか。

もこん太が幼少期であれば、親が病気や入院していても正確な病名や症状はわかりません。その事実を知っているだけなのです。

ましてや親の子供時代や結婚前の病歴は、話の中で聞いたとしても医師の質問にはとうてい満足に答えられるものではないのです。

普段、一緒に生活していないので、簡単なことでも改めて聞かれると一瞬言葉に詰まります。
「多分ないと思います。」「多分大丈夫です。」と枕詞に“多分”がついてしまいます。

必要なのは親が元気な今のうちに、過去からの病歴を把握することです。
子供時代から現在の病気、ケガ、入院をしっかり聞いておきましょう。

アレルギーや薬剤の副作用も

そのほか覚えておきたい、実際に質問された内容です。

  • アレルギー
  • 薬剤の副作用
  • 体内に金属が入っているか

食物アレルギーは知っているかもしれませんが、本人が苦手で食べないのかアレルギー反応があるのかは、親世代はあいまいなので確認しておきましょう。当時は食物アレルギーの検査はなかった時代だと思われるからです。

また、ラテックスアレルギー(ゴムアレルギー)の有無も聞かれました。
ラテックスアレルギーであれば恐らく耳にしていると思いますが、「多分」という回答になってしまいました。

薬剤の副作用は、お薬手帳に記載している場合もあります。薬の名前は間違えやすいので記しておくのがベストです。

金属については手術歴があれば入っている可能性はゼロではないので、こちらも聞いて準備しておきましょう。

兄弟姉妹間で共有を

親の病歴を一人だけ知っていてもその場にいなければ、いざというときに困ります。兄弟姉妹全員で情報の共有が大切です。

病歴について話し合いをしているときにはすぐに思い出さなくても、あとからふと浮かんでくることもあります。
誰が尋ねられても回答できるように、何年にどんな病気にかかったか、ケガをしたかを時系列にしてスマホに保存しておくことをおススメします。

まとめ

既往症は、夜間病院、転院先の病院、入居施設の3カ所で聞かれました。
各所で必ず聞かれるということは、それだけ重要な情報ということ。

本人が話せない状況も起こりうるので、親の病歴の棚卸しをしましょう。
病歴を時系列にまとめて共有しておくことは、きっと役にたつはずです。

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